えみりん日記

えみりんと楽しい人生散歩
by EmilynM
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バラが咲いた

最近、熟年カップルがゴールインしました。

二人の出会いは、1970年、大阪万博が開催された頃の高度成長期真っ只中でした。その年の夏、116名の高校生が、羽田空港からアメリカ留学のために飛び立ちましたが、その中にこの二人がいました。出発前に御殿場の研修所でオリエンテーションがありましたが、その時の集合写真に若かりし頃の二人がかなりの至近距離で写っています。アメリカでの留学先は、彼がテキサス州、彼女はミネソタ州と、離れ離れでしたが、1年経って帰国するときには、首都のワシントンDCに集合し、皆一緒の便で帰国しました。

それから長い間、二人は別々の人生を歩んできました。そして30年経った2000年に、留学生の同窓会があり、そこで二人は再会しました。その後、彼女が講演をした時に、彼が聴きにいったり、彼女が会長を務める学会に彼が入会したりして、二人の間に接点ができました。さらに、数年前の留学生の同窓会で、二人を含めた6人が幹事となって益々意気投合し、その後時々この6人で飲み会をしたりして、旧交を温める機会が多くなりました。こうして6人が友情を深める中、彼と彼女の友情は、いつしか愛情へと発展していきました。若くしてアメリカに飛び立ったという勇気ある行動が、その後の二人の人生を決定づけ、そしてそれぞれ人生の辛い経験を乗り越えたことが、二人の絆をより一層強くしました。

二人のもうひとつのつながりは、彼が大学の授業で使っていた教科書の一冊です。それは、彼女の父が執筆した『建築構造学』という本で、彼は著者の名前を覚えていました。そんな父の影響もあって、彼女は幼いときから建設や建築に対して深い尊敬と愛着を感じていました。

このような幾重にもまたがる縁があるとは・・・。本当に人生には“赤い糸”という不思議な縁のつながりがあるものなのですね。

その後、二人は昨年婚約し、今年3月に入籍し、略式結婚式を挙げました。式には彼と彼女双方の子供4人が列席し、家族そろって心温まるときを過ごしました。

そして、つい最近、氷川丸が係留する山下公園を見下ろす、横浜のホテルニューグランドの由緒あるレインボーボールルームで、恩師や職場の方々や友人や親戚など100人を招いて、盛大に披露宴が行われました。楽しいスピーチの数々や先輩のバンドが奏でるジャズ、上方落語の師匠のクイズ、そして、サプライズとしてマイク眞木さんのバグパイプ・・。
最後にマイクさんが熱唱する「バラが咲いた」を会場の全員で謳うなど、最高に盛り上がったレセプションであったと、出席者は口々に言っていました。お開きの前に、彼と彼女から、子供たちにお礼のプレゼントを渡す場面では、男性たちも思わず感涙したそうです。

人生っていいな、素敵だな!

心が温かくなって幸せになる、そんな会だったそうです。
その時の写真を一枚、お見せしましょう。

バラが咲いた_a0092766_11352373.jpg


あれ?見覚えのある顔が写っていますか?
すみません・・・ついに結婚しました。

これからは夫ともども、末永く、どうぞよろしくお願いいたします。
by emilynM | 2008-03-21 18:31
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