えみりんと楽しい人生散歩
by EmilynM
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英仏センチメンタルジャーニー:出会いの旅
長い夏も終わり、秋深まるこのごろ、みなさん、いかがお過ごしですか?
8月に3週間近く、私共2人にとって、それぞれ懐かしいイギリスとフランスを旅しました。
私にとってはイギリスはなんと34年ぶり、そして夫にとってはフランスをゆっくり旅するのははじめてのことでした。
成田⇔ロンドンはヴァージン航空。過不足ない大人のサービスはこれまで乗ったどのエアラインよりも洗練されていました。
久々のロンドンは、以前よりずっと綺麗で明るく活況がありました。着いた夜は早速、旧友とディナー。その後もお互いの友人とランチやディナーが続きました。ロンドンのハイライトは「オペラ座の怪人」。迫力満点のミュージカルでした。そして、幸運なことに、隣に坐っていた人が主役の友人で、終わったあと、ファントムを演じた役者と面会し、記念撮影。体格の良い、飾り気のない若者でした。
ロンドンを後にした私たちはレンタカーで、コッツウォルド地方へ。緑豊かな田園地帯と中世の絵から抜け出たように美しい村々を訪ねました。中でもLedburyのHope End Houseは掘り出し物でした。民宿だと予想していたところ、マナーハウスを買い取った富裕な家族が住む極上の宿でした。息子たちが巣立った後、お料理教室を開いていた奥様の腕を活かして、旅する人に家を開放しようという考えではじめた宿ですから、特別のゲストとして招かれているような、ゆったりとした気分になることができました。庭続きの丘を登ると、羊の群れがゆったりと牧草を食べていて、遠くにはウェールズを見渡すことができます。イギリスの田舎の美しさと生活の豊かさを象徴するようなところでした。

その後、もっとも美しい村と言われているCastle Combe、ハリーポッターの映画の撮影をしたというLacock、大聖堂やマグナカルタで有名なSalisburyなどを旅し、ロンドンに戻り、今度はユーロスターで、一路、パリへ。
宿はあこがれのサンルイ島のプチホテル。実は30年以上前に留学していたときに、いつか泊まってみたいと思っていた場所でした。着いた晩は早速、友人夫妻の招待で近くのレストランへ。フランスはやっぱり食事が美味なこと!観光バスでパリ市内を探索したり、留学していたソルボンヌ大学付近を散歩したり、友人とルーブルやポンピドーで、古典と現代アートを堪能したり・・。パリ郊外の友人宅で夜遅くまでワインと家庭料理とおしゃべりに夢中になったり・・すっかりフランス人になった気分でリラックスしました。
パリを後にした私たちは、TGVでAnglemeへ。そこで乗り換えてさらにCognacへ。ここはフランス南西部のボルドーに近い小さな町。(まさに名前が示すとおり、お酒のコニャックはここで造られています)この町はずれにカルメルという修道院がありますが、私のフランス人の親友ミリアムは1980年にこの修道院に入り、一生、祈りと農耕の生活をすることを誓いました。彼女はもうそこから出ることはできませんので、私が行くしか会うすべはありません。しかも、鉄格子をはさんでの面会が許されるだけなのです。彼女は判事か弁護士として人助けがしたいと言っていましたので、こんな厳しい修道院に入ると聞いたときはなぜ、才能にあふれた彼女が・・とびっくりするとともに残念にさえ思いました。
ところが今回、28年ぶりに再会した彼女の笑顔は、驚くほど美しく、「幸せ」に満ち満ちていました。それは心の底から湧き出る本物の笑顔でした。彼女と話しているうちに、なぜ、彼女がそんな選択をしたのかがやっとわかりました。それは「そこが彼女の居場所だから」。そこが彼女を最大限生かせる場であり、彼女が一番幸せでいられる場所だからです。「人にはそれぞれ居場所があるはず、そこにいるのが一番幸せ」と彼女は言いました。
彼女に再会できて本当に良かったと思いました。私たちも彼女に負けないくらいの笑顔で、これからの人生を手を携えて生きていきたいね、と話しました。
その後、ワインで有名な世界遺産の町サンテミリオンの郊外のシャトーに泊まり、さらにボルドーのしゃれた宿で一泊。フランス南西部の温暖な気候と文化の香りに包まれて、夫も私もすっかりフランスのとりこに。案外、私たちにはラテンの血が流れているのかも・・と苦笑しました。
帰路はボルドーから空路ロンドンへ。ハイドパーク近くの宿に泊まり、最後の夜はライオンキングのミュージカルを、なんと最前列で鑑賞。オーケストラの指揮者のダンディーなこと。踊るような指揮にすっかり魅了されました。もちろん舞台も躍動感あふれ、実力者ぞろいで、最初から終わりまで空いた口がふさがらないくらい圧倒されました。うーん、ミュージカルはロンドンに限る!食事はフランスですが・・。
かくして中年カップルの長期ハネムーンの旅は無事終わりました。
やっぱりヨーロッパはいいなあ、また行きたいなあ、と帰りの飛行機で、早、願っている相変わらず好奇心あふれる私たちでした。
それにしても今回の旅で感じたのは、若い時に培った友情のありがたさです。家族同様に迎えてくれる人たちが海外にいる、ということは、人生を何と豊かにしてくれるのでしょう。お互いにそのような友人たちに恵まれている幸せを痛感した旅でした。そして、お互いのこれまでの人生を一緒に振り返り共有することができたことが、これからの人生をさらに充実したものにしてくれるのではないかと、感謝でいっぱいになりました。
ありがとう!Thank you and merci beaucoup!
8月に3週間近く、私共2人にとって、それぞれ懐かしいイギリスとフランスを旅しました。
私にとってはイギリスはなんと34年ぶり、そして夫にとってはフランスをゆっくり旅するのははじめてのことでした。
成田⇔ロンドンはヴァージン航空。過不足ない大人のサービスはこれまで乗ったどのエアラインよりも洗練されていました。
久々のロンドンは、以前よりずっと綺麗で明るく活況がありました。着いた夜は早速、旧友とディナー。その後もお互いの友人とランチやディナーが続きました。ロンドンのハイライトは「オペラ座の怪人」。迫力満点のミュージカルでした。そして、幸運なことに、隣に坐っていた人が主役の友人で、終わったあと、ファントムを演じた役者と面会し、記念撮影。体格の良い、飾り気のない若者でした。
ロンドンを後にした私たちはレンタカーで、コッツウォルド地方へ。緑豊かな田園地帯と中世の絵から抜け出たように美しい村々を訪ねました。中でもLedburyのHope End Houseは掘り出し物でした。民宿だと予想していたところ、マナーハウスを買い取った富裕な家族が住む極上の宿でした。息子たちが巣立った後、お料理教室を開いていた奥様の腕を活かして、旅する人に家を開放しようという考えではじめた宿ですから、特別のゲストとして招かれているような、ゆったりとした気分になることができました。庭続きの丘を登ると、羊の群れがゆったりと牧草を食べていて、遠くにはウェールズを見渡すことができます。イギリスの田舎の美しさと生活の豊かさを象徴するようなところでした。

その後、もっとも美しい村と言われているCastle Combe、ハリーポッターの映画の撮影をしたというLacock、大聖堂やマグナカルタで有名なSalisburyなどを旅し、ロンドンに戻り、今度はユーロスターで、一路、パリへ。
宿はあこがれのサンルイ島のプチホテル。実は30年以上前に留学していたときに、いつか泊まってみたいと思っていた場所でした。着いた晩は早速、友人夫妻の招待で近くのレストランへ。フランスはやっぱり食事が美味なこと!観光バスでパリ市内を探索したり、留学していたソルボンヌ大学付近を散歩したり、友人とルーブルやポンピドーで、古典と現代アートを堪能したり・・。パリ郊外の友人宅で夜遅くまでワインと家庭料理とおしゃべりに夢中になったり・・すっかりフランス人になった気分でリラックスしました。
パリを後にした私たちは、TGVでAnglemeへ。そこで乗り換えてさらにCognacへ。ここはフランス南西部のボルドーに近い小さな町。(まさに名前が示すとおり、お酒のコニャックはここで造られています)この町はずれにカルメルという修道院がありますが、私のフランス人の親友ミリアムは1980年にこの修道院に入り、一生、祈りと農耕の生活をすることを誓いました。彼女はもうそこから出ることはできませんので、私が行くしか会うすべはありません。しかも、鉄格子をはさんでの面会が許されるだけなのです。彼女は判事か弁護士として人助けがしたいと言っていましたので、こんな厳しい修道院に入ると聞いたときはなぜ、才能にあふれた彼女が・・とびっくりするとともに残念にさえ思いました。
ところが今回、28年ぶりに再会した彼女の笑顔は、驚くほど美しく、「幸せ」に満ち満ちていました。それは心の底から湧き出る本物の笑顔でした。彼女と話しているうちに、なぜ、彼女がそんな選択をしたのかがやっとわかりました。それは「そこが彼女の居場所だから」。そこが彼女を最大限生かせる場であり、彼女が一番幸せでいられる場所だからです。「人にはそれぞれ居場所があるはず、そこにいるのが一番幸せ」と彼女は言いました。
彼女に再会できて本当に良かったと思いました。私たちも彼女に負けないくらいの笑顔で、これからの人生を手を携えて生きていきたいね、と話しました。
その後、ワインで有名な世界遺産の町サンテミリオンの郊外のシャトーに泊まり、さらにボルドーのしゃれた宿で一泊。フランス南西部の温暖な気候と文化の香りに包まれて、夫も私もすっかりフランスのとりこに。案外、私たちにはラテンの血が流れているのかも・・と苦笑しました。
帰路はボルドーから空路ロンドンへ。ハイドパーク近くの宿に泊まり、最後の夜はライオンキングのミュージカルを、なんと最前列で鑑賞。オーケストラの指揮者のダンディーなこと。踊るような指揮にすっかり魅了されました。もちろん舞台も躍動感あふれ、実力者ぞろいで、最初から終わりまで空いた口がふさがらないくらい圧倒されました。うーん、ミュージカルはロンドンに限る!食事はフランスですが・・。
かくして中年カップルの長期ハネムーンの旅は無事終わりました。
やっぱりヨーロッパはいいなあ、また行きたいなあ、と帰りの飛行機で、早、願っている相変わらず好奇心あふれる私たちでした。
それにしても今回の旅で感じたのは、若い時に培った友情のありがたさです。家族同様に迎えてくれる人たちが海外にいる、ということは、人生を何と豊かにしてくれるのでしょう。お互いにそのような友人たちに恵まれている幸せを痛感した旅でした。そして、お互いのこれまでの人生を一緒に振り返り共有することができたことが、これからの人生をさらに充実したものにしてくれるのではないかと、感謝でいっぱいになりました。
ありがとう!Thank you and merci beaucoup!
by emilynM
| 2008-10-28 22:05
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